絶対にジュースが出てこない自動販売機 三回目

最近「もう、外側に原因を見ることはやめます!」「もう、コントロール欲求、本気でいりません!」等々、

手放します!!という、まっすぐな決意をお聞きすることが、シンクロしてました。

 

 

コントロール欲求を手放すこと。

願望(執着)を手放すこと。

こうなりたい、こうなりたくない、これがいい!これは嫌だ!という思いを完全に手放し、ゆだねること、差し出すこと、明け渡すこと。

「〇〇があったら、幸せになる・不安がなくなる」という思考回路(外側に原因・条件付け)をやめること。

期待を手放すこと(期待の裏には恐れがある)。

自分でぎゅっと握りしめたままにしないこと。ただそれだけです。

・・・けれども、こういったことは、とてつもない恐怖心、モヤモヤ、ざわざわ、抵抗を感じると思います。

だからこそ、奇跡のチケットみたいな感じなのです

それを、自分で持ったままにしていると、苦しいものです。一喜一憂したり。寝ても覚めても同じようなことばかりぐるぐるしたり。

だからこそ、それを自分で持たずに、大いなる存在に差し出す、手放します、と心から宣言する。心からそう思う。

「手放した方がいい、ということは、なんとなくわかってるんだけど、心から宣言する、心からそう思う、ということが無理に感じる」という場合は、まずは「手放したい」でもOKです。

 

 

もう、この、手放すのがこわいとか、もう手放すと思ったら不快で仕方がない、というのは、

「完璧な幸せ、完璧な采配、奇跡」を前にして、エゴが最後の大騒ぎしているようなものです。もう、これは、あるあるです。

 

 

一度、本気で手放す・その訂正を受け入れる(=奇跡を受け取る)と、

「なにがそんなにこわかったんだったっけ?」みたいになったりもします。このことからもわかるように、おそれは存在しません。

 

 

けれども、手放したくない、という思いがある場合は、無理やり「手放さなければならない!」とやるよりも、

「わたしは、まだ、手放したくないと思い込んでいるらしい」ということを、ただ、認めて受け入れる方がいいです。

そして、その思いをよく見つめていく(内観していく)方がいい場合もあります。

例えばですが、まだメリットを感じていたとか、誤った決めつけを信じ込んでいたとか・・・そういうことに気づける場合もあります。

そうしたものを、一つひとつ、手放していくだけでも十分なのです。

 

 

内観していくと、たとえば、本気で「比較しても、まったく意味がない、自分が苦しくなるだけ」というのがハッキリ見えたりして、

深く考えなくても、ただ「もう比較するのやめよう」と決めることができたりするのです。

自分が自分を苦しめていたことに、自分が自分を傷つけるようなことをし続けてきたことに気づけると、それだけで、「もうやめよう」と、本気で思えます。

なので、一番大事なのは、自分が自分にナイフ突きつけて切り刻もうとし続けてきたことに、気づけることです。

鏡(投影)に気づくというのも、そのためにやっています。

自己否定・ジャッジで、ヘトヘトになった自分に対して、さらにお尻叩いて反省を促してタスクをどさっと積み上げるようなために、鏡の法則があるのではありません。

 

 

たとえば、近所の自動販売機で、お金入れても絶対にジュースが出てこない自動販売機があるとします。

一回目に、あれ?ジュース出てこないな?と思って、

試しにもう一回お金入れてみて、ジュース出てこなかったら、

その自動販売機に、またお金を入れようとはしないと思います。(お客様センターの電話番号があれば電話するという人もいるかもしれませんが)

例えば「〇〇になったら幸せになる、不安がなくなる」という条件付けだったり、

外側を思い通りにしたいと思い続けることだったり、

自分の力でなんとかしようとすることだったり、

比較することだったり、

価値=能力という誤った価値観を持ったままだったり、

外側基準だったり、というのは、

この、絶対にジュースが出てこない自動販売機、さらに、お客様センターの電話番号も不明の自動販売機に、何度でも、お金を入れ続けるようなものです。

 

 

それは、罪ではありません。悪いことではありません。裁かれるべきことでもありませんし、そうしたからといって、内なる神からのあなたへの愛は変わりませんし、奇跡は忍耐強くいつまででも待ってくれています。

けれども、絶対にジュースが出てこない自動販売機、さらに、お客様センターの電話番号も不明の自動販売機に、何度でも、お金を入れ続けるのは、

時間とお金の無駄ということもありますが、自分のためにまったくならないことであって、本当にそれをしつづけたいですか?みたいな感じです。

一番強力なのは、やはり、自分が自分で、このことについてはメリットがないどころか自分に不快な思いを押し付けているだけだと気づき、心から「もうやめよう」と思えることです。

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