お金のパターンをひっくり返し始めたときの話

わたしは、本格的に法則を学びはじめた頃、お金に対してとても大きな恐れを持っていました。

※そして、この「お金に対する恐れ、不足感、欠乏感」がそのまま奇跡の道具になって、もう神業としか思えない、決して「自分の努力」などではない、鮮やかなひっくり返しを体験しました。

 

 

それで、当時は、「お金に対する恐れ・思い込み・信念」が強烈すぎたからなのか、このことについて内観する、鏡で見る(投影であると受け入れる)ということが、最初はうまくできませんでした。

その頃を振り返って、直感的に感じ取って、行動に移すようにした、いくつかのことを書いてみたいと思います。

書きながら気づきましたが、結果的に「行動しながら、内側を見つめる」ことに繋がってたようです。

 

 

【追記】(1)から書き始めましたが、その前段階として、「お金を強迫的に使ってしまう」というパターンに苦しんでいた時代もあり、このときは、クレジットカード全部解約して、ハサミを入れて、「これまでの個人的な借り入れは全て返す」と心に決めたこともありました。

これは、同じパターンで苦しんでいらっしゃるクライアントさんにも、お話ししてきたことでもあったのですが、これで借金全て返済して、浪費癖が治り、家を買った人、自然と貯金ができるようになった人、さまざまなご報告をいただいています。

「心から決めて、行動に移す」ことの威力は、ものすごいです。

お金も、自分の中にある不足感や欠乏感の投影なのですが、ケースによっては「しがらみ、こんがらがり、混乱」が強く出やすい場合もあり、うまく鏡や内観ができないということもありますが、「自分自身の心の中にある力」を思い出し続け、「このことを奇跡、癒しの機会として受け取り」と決めることで、必ずそうなります。

 

 

(1)請求書がきたらすぐ払う

税金、保険、毎月の固定の出費などの話です。

現在では、ほとんどを銀行引き落としやクレジットカード払いにしていますが、当時は、自動引き落としの設定をしていなかったので、ハガキだったり、払込用紙が家に届いていました。(当時は実家暮らしでした)

これは「届いたら、速攻で払う」と、心から決めて、その通りに実行しました。

郵便受けに入っているのを見つけたら、その足で払いにいく勢いです。

「お金に困っていた頃、お金に対する恐れや不足感が強かった頃」は、

請求書を見るのがなんか怖い感じがしたり、めんどくさい感じがしたり、どう引き延ばしたって結局払うものなのに、なぜか後回しにして、そのまま忘れて、延滞料金みたいなものを払うことになったり、していたんですよね。

でも「届いたら、速攻で払う」と、決めて、実行し続けているうちに、「いつ払おうが、出ていくものは出ていくし、なんやかんやで払えている」ということが、体験としてわかるようになりました。

それに「請求書などを見るのが怖い、後回し先延ばしにする」ということをする方が、恐れを増幅させることになっていた・・・まさにエゴの循環の中にいた、ということをはっきりみた瞬間でもありました。

当時、「お金はエネルギーで、出したものが入ってくる」という内容のものをはじめて読んだ頃でもあったと思います。

なので、請求書が来て、それを払うときは「恐る恐る、欠乏感から払う」のではなくて、ただ感謝から払うように意識していました。

「文句は一切言わずに、感謝から払う」モードに完全に切り替えました。

「なんかよくわからないけど、よくわからない何かに向かって、感謝する」みたいな感じです。

 

 

(2)出ると入るを把握する

「請求書がきたらすぐに払う」を、テンポよく行動に移しているうちに、自然と「支出と収入」みたいなものを把握したくなりました。

大体、何にいくら払うのか?(固定出費)

税金や保険は年間でどれくらいかかっているのか?(これはわたしにとっては謎すぎる分野だったので、市役所に行ったついでのときに教えてもらいました)

などです。

そして、わたしは、これを把握したからといって、「お得にするにはどうすればいいか?」「節約するにはどうすればいいか?」「どうやったら増やせるか?」ということは一切考えなかったんですよね。

「国は、税金の使い道は、一体どうなってるんだ(怒)」という批判エネルギーを発しても、具現化力が低下するだけなので、そのような話は聞いたとしても、心に取り込まないようにしていました。(無視していたわけではないです)

もちろん、携帯ショップに行って「こうしたらもっと安くなるからしておきますね」と案内されたら、お願いします、という感じではあったでしょうが・・・。

ただ「ただ、よくみる、把握する」をしました。

今振り返ると、この「ただ、よく見る、把握する」というだけにとどまっていたのは、意外と大事なポイントだったように思います。

「お得にするにはどうすればいいか?」「節約するにはどうすればいいか?」「どうやったら増やせるか?」というのは、一般的には、「いいこと」のように捉えられているかもしれないですし、悪いことでもないですし、行動ではなくて「その心は」の方が大事ですが、

想定すると想定外が必ずありますし、コントロールしようとするとコントロールできないことが必ず出てくるものです。

恐れからの行動は恐れの結果となりますし、光からの行動は光の結果となりますし、

その行動の前提、目的は、自分しかわからないので、よく見るようにしたいですね。

 

 

(3)ほしいものリスト、したいことリストを、定期的に書くようにする

わたしは「ほしいもの、したいこと」がたくさんある感じだったので、それを、リストアップしていました。大体月一くらい、定期的に、です。

そのリストアップする目的も「新月にリストアップしたら手に入る」とか「書き出してワクワクを感じてみる」とかじゃなくて、

「自分を・・・エゴをよくみる目的」で、リストアップしていました。

これも、今振り返ると、自然と「エゴをよくみる」という目的になっていました。

すると、

・自分がどんなものをほしいと思っているのか?

・本当はほしくもないものを、自己否定感や見栄や恐れや承認欲求や不足感などからほしいと思っていないかどうか?

・本当はほしいもの・したいことは、長い間購入せず、惰性や無駄遣いばかりしていないかどうか?

など、エゴ・不要な思い込み・信念・パターンなどに気づけるようになったのです。

わたしの場合は「本当にほしいもの・したいこと」を、高いからとか、勇気がいるからとか、なんやかんや理由をつけて、

後回しにしていて、その代わりに、「本当にほしいもの・したいこと」ではない、ストレス発散的なお金の使い方をよくしていたり、

「自分が一番ほしいものは高いから、手が届かないから、今すぐには手に入らないから」という理由から「とりあえず、今買えるもの」を買う・・・ということが多かったです。

「一番ほしいもの、本当にほしいもの、したいこと」を、自分には手に入らないと決めつけたり、怖い・勇気が出ないと言い聞かせてきたから、いつまで経っても、何か満たされないような気がしていたのです。

 

 

(4)自分が心から望んだもの、ときめくものだけを選ぶ=「とりあえず、今買えるもの」「間に合わせのもの」「妥協、諦めなどから選んだもの」は買わない。

(3)で自分を見つめていくうちに、「自分が一番ほしいものは高いから、手が届かないから、今すぐには手に入らないから」という理由から「とりあえず、今買えるもの」を買う・・・ということが多かったように思います。

これは、ものに限らず、いろんな「料金がかかる場面」で言えることです。

そして、このパターンと同一化することで「自分は、お金に対しても、そのお金を払う対象に対しても、自分に対しても、失礼で傲慢な態度をとってきた」・・・ということに気づいたことがありました。

例えばですよ。

わたしが「本棚」をほしいと思っていて「自分が一番ほしいと思った本棚は高い」とか、「海外からの輸入品で、入荷までに時間がすごくかかる」とか「オーダーメイドだからやり取りに労力を使う」とか、そういう理由から、

一番ほしい本棚を諦めて、「とりあえず、これを買っておこう」と、「そこそこの本棚」を買うとします。

これは、人に例えたら、わかりやすいと思いますが、わたしは、「そこそこ本棚さん」を、そこそこ扱い、2番目扱いしているし(失礼な話です)、

そして、これは、何よりも、自分が自分に対して「2番目扱い」をしている・・・自分には我慢、妥協、諦めが相応しい、という思いを持ったまま、握りしめたまま、ということです。

このように、自分が嫌な思いを我慢しているとき、というのは、相手に対しても嫌な思いをさせるものだ、ということに気づくことが、鏡です。

※この「自分が自分を2番目扱い、そこそこ扱い」の思考パターンを持っていると、本棚、もの、お金以外の、人間関係、健康、仕事、恋愛結婚パートナーとの関係、ありとあらゆるところで、それを作り出す、ということになる、ということです。「するとされる」は同じ、なので、「2番目扱いされる」という出来事・問題のようにして、現れる、ということがあるのです。

 

 

確かに、

入荷までに時間がかかる間、本棚がなくて、ちょっと不便をするかもしれません。

やり取りに、労力がかかるかもしれません。

お金もかかるかもしれません。

けれども「愛に溢れた空間・エネルギー」で生活をしているのと、「とりあえず・諦めで溢れた空間・エネルギー」で生活をするのと、自分はどちらを望むか?ということを考えたとき、

「愛に溢れた空間・エネルギー」がいい、と思いました。

それだったら「今すぐ手に入らないこと」にわざわざフォーカスして、問題視するよりも、

「楽しみに待つ」ということを受け取っていきたい、と思いました。

 

 

今日は、具体的なことについて、自分の過去を思い出しながら、思いつくままに、書きました。

「お金」といっても、このように、

・自分の中にあった思考パターン

・自分をどのように扱っているか?

・不要な思い込み、信念

・「わたしなんか」という意識でお金や物事に接するとき、その対象(お金、もの、こと)にも失礼になる

・自分の心が諦め、妥協を選んでいたから、諦め・妥協を引き寄せてきた、繰り返してきた

などなど、いろんなこと(エゴ、マイナス)に気づくことができます。

そして、このような、エゴの思考パターン・思考回路・発想というものが、自分のものではない、ということを、はっきりと気づいたとき、自分も世界も解放されます。

セッションの空き状況について

  • URLをコピーしました!
目次