先日、二段階の正直、という話について記事を書きました。
一段階目の正直さは、自分の中にある、エゴの思いに正直になること。
ここで重要なのは「エゴの思い」だからと言って、悪いとか、劣っているとか、そういうことはありません。エゴをジャッジしたくなるのも、禁止したくなるのも、エゴの働きです。
「自分の中にある、エゴの思いに正直になる」
それは例えば、ずっと我慢してきた人が、我慢の下にあった・・・
怒りや憎しみや恨み・・・
「もう嫌だ」「本当は嫌い」という思い・・・
「本当はやりたくない」という思い・・・
「今まで無理してできるように頑張ってきたけど、本当はしたくない」という思い・・・
さみしさ、惨めさ・・・
もやっとする(していた)感覚・・・
そういった思いに、正直になるということ。
こういった自分の思いに気づけることは、非常に重要です。
ここに気づくことが、今、「神様からのレッスン」みたいな感じで、テーマの場合は、これに気づいただけでも、ちょっとびっくりするような、あるいは、不思議だと感じるような出来事、奇跡を受け取ることもあります。
「自分が自分の思いに正直になること。自分が自分の思いを、全て、素直に正直に無条件の愛で、認めていくこと、感じていくこと、味わっていくこと」
これこそが、自分が本当の自分自身と出会うために欠かせないことであって、
このように、自分の思いを認めていく、ということが「自分が自分を無視していない状態、自分が自分をよく見ている状態、自分が自分を大切にしている状態」となるので、外側にもそれが反映されます。
けれども、この「一段階目の正直」で「これが、自分の正直な本音、自分の本性なのか」で、終わりにしないことも、大切です。
どんな人でも、内側の一番奥にあるのは、本当の正直な本音、それは「愛由来のもの」です。ピュアで、美しいもの。
その「愛」と出会うことが、自分が本当の自分自身と出会うこと。
それで、今まで、自覚がなかったとしても、我慢しがちだった、という場合で、
その「我慢の蓋」みたいなものが、緩んできた、という場合。
そうすると、今まで、我慢の蓋の下にあった、いわゆる「ネガティブな感情、思考」が出てくる、ということもあります。
それで「最近アップダウンがある感じがする」と気づくことができる方もいらっしゃいます。
これは、いい兆候なので、問題視しないことは大切、問題視する必要はありません。
「ネガティブな感情・思考」が出てきたら、ただ、それを認めること。感じること。
無条件の愛の存在に差し出して、癒しを求めること。
なぜか「ポジティブでいることが自愛(引き寄せのコツ)」みたいな、そんなふうに捉えてらっしゃる方は多いのですが、
ポジティブでいることだけが「自愛」ではありません。
ポジティブもネガティブも、どちらも、ただ、認めること、感じること、味わうことが、自愛です。
ポジティブだけが◎、ネガティブは×、という見方こそ、分離してジャッジメントするエゴの見方です。そのポジティブとネガティブというのはコインの表裏一体で、実は同じ素材でできているということ。
自分が自分に対して「ポジティブだけが◎」という見方をする、というのは、
「自分が元気がいいときだけ話しかけてくるパートナー。自分が落ち込んでるときや大変なときには無視してくるパートナー」のようなものです。
「自分が元気がいいときだけ話しかけてくるパートナー。自分が落ち込んでるときや大変なときには、そういう自分を鬱陶しがって無視してくるパートナー」なんて、なんか、嫌じゃないですか?笑
その「人にされて嫌なことを、自分が自分にするのをやめたい」と望む気持ちが、自分の中にあることを見つけることが、大切です。
あと、アップダウンがあるな〜という場合。
ダウンのときに、無理やり持ち上げようとしないこと、ネガティブを否定しないこと、ネガティブを嫌わないことが、
感情の波を安定させる上で大事なことかもしれません。
感情の波を安定させる、というのは、言い換えると、「波動を高くすること、波長を美しくすること」につながってきます。
不安定を受け入れることが、真の意味での安定、ということですね。