自分軸ー他人軸にも関する話かもしれません。
「まずは自分を愛しましょう。自分を愛せない人に人を愛することはできません」というようなセンテンスがあります。
ここで「自分軸はわがままでは?」とか「会社がこうで、仕事だから、まわりに合わせるしかないんです」という声もいただいてきたのですが、その心配や不安は幻想です。気のせい、とも言います。
この動画でもご覧ください。YouTubeの動画です。音量注意かもです。
メトロノームの同期現象について。
東京理科大学葛飾キャンパスにあるという池口研究室さんの動画です。
メトロノームさんが100個!かわいいです。
最初はみんなバラバラなんですが、しばらく時間が経つと振り子の向きがそろいます。シンクロです。奇跡です。神様のお通りです。
もしかしたら。
この100人のメトロノームさんたち、一人ひとりがまわりを気にせず、自分が一番心地いい感じでカチカチ揺れてたのかもしれません。
まわりを気にする、というのは
メトロノーム1さん「あら、2さん、遅いわね、なんとかしてあげなきゃ」
メトロノーム2さん「みんなすごいな。僕なんかダメメトロノームだ。ほら、みんなが蔑むような目で見ている」
メトロノーム3さん「まったくもう、なんでみんな遅いんだ。ちゃんと自主練してきたのかよ。ルール守れよ」
メトロノーム4さん「一生懸命揺れて、早くみんなに追いつかなきゃ。ちゃんとルール守って迷惑かけないようにしなきゃ」
メトロノーム5さん「微笑み(みんな、みんなの揺れの動きに合わせるべきだわ)」
↑こういう状態がまわりを気にする、です。
こんなことメトロノームさんたちは、やってないんじゃないかな、と思ったんです。
メトロノーム1さん〜100さんまで、一人ひとりが、ただ、自らが心地よく揺れることに寛いでいて、そうこうしていたら、いつのまにか、調和していた、みたいな。
動画を見ながら、そんな「メトロノーム劇場」が繰り広げられて、ニヤニヤしていました。
生活のなかで「風の時代」というワードがよく登場するのですが、ネットで検索してみると、「情報・変化・統合・調和・共有・革新・個人・ボーダーレス・平等・心の喜び」などが出てきました。
「情報・変化・統合・調和・共有・革新・個人・ボーダーレス・平等・心の喜び」・・・こちらも幻想のときの理解と、愛のときの理解(?)とでは、まったく質感が異なります。
あ、そうそう。池口研究室さんのHPをみたら。
1965年にノーベル物理学賞を受賞したリチャード・ファインマン (1918–1988) は, 『数学や物理とは,どのような学問か?』という質問に対して, 以下のように答えています. 数学や物理とは, 神様のやっているチェスを横から眺めて,そこにどんなルールがあるのか, どんな美しい法則があるのかを探すことである
実は,池口研究室で行っている研究の根本が,このファインマン先生が述べていることに通じています. もちろん,池口研究室で純粋数学や物理学を研究しているということではありません.池口研究室では,私たちの身の回りで起きている複雑な現象を調査し,そこに隠されたルールはないのか,もしあるとすれば,それはどのようなものなのか?ということを研究しています. そして,調査から得られた知見を用いて私たちの生活に役立つことを実現すべく日々研究を続けています
[リチャード・P. ファイマン著,大貫昌子・江沢洋訳: ファイマンさんベストエッセイ,岩波書店,2001]池口研究室さんより引用
数学や物理とは、神様のやっているチェスを横から眺めて、
そこにどんなルールがあるのか、どんな美しい法則があるのかを探すことである
ですって!かっこいい〜!!ひゅ〜!!