ポツポツいただくご相談として「行動できない」というものがあります。
「行動しません」なら悩みにならないと思うのですが、
「行動できない」だと葛藤、問題、悩み、もやもやもや・・・となります。
お話をお伺いしてみると、例えば、
「自分ではこうした方がいいとわかってるのに、行動に移せない」
「自分ではこうしたいと思ってるのに、行動に移せない」
あるいは、
「引き寄せ・自己啓発・スピリチュアル関連の情報では、行動が大切です!、ということが伝えられていて、
だから、行動することが大事だし、私もできればそうしたいのだけれども、行動できない」
ということがあるようです。
確かに、行動は大事です。
いくら「心がすべて」といっても、わたしたちはこの世界で人間として生きているわけですので、
その空間・時間・物理的世界の中で、ベストを尽くすことは、大切です。ここを蔑ろにしたり、否定したりする理由はありません。
行動に移せないとき・行動できないとき、というのは、
それを理由に自分を裁く・自分を責める・自分を問題視するということをするのではなく、
内観のチャンス、浄化のチャンスと捉えることが大切です。心の矢印をこっちに向ける、その心の筋トレが大切です。
そして「心がすべて」ですので、
心が決まれば、
自然と行動にうつせるもの、軽やかに行動してみようと思えるもの、
あるいは、勇気を出して行動してみよう!と自発的に心からそう思えるもの、
・・・です。
場合によっては「勇気ある行動をする」ことも、あると思います。
行動に移すことが、こわくてこわくて仕方なくて、でも自分でもなんとなく「行動してみた方がいい気がする」「行動にうつしたい」ということを感じているとき。
このようなとき、勇気を出して一歩踏み出してみると、決まって、大きなものを、受け取れます。
「心と体、心と行動を一致させることが大事ということを聞いて・・・」と、クライアントさんからたまに聞くのですが、
確かに一致しているのは大事ですが、体や行動を見てジャッジメントしたり、自分のお尻を叩くようにしたりするのでは、ますますキツくなってしまうことがあります。
心がすべてなので、心が決まれば、そのほかのことはついてきます。
なので、行動にうつせない、できない、というときは、
- 自分の本音に自分が素直に正直になっているか?
- 誰かの気持ちを自分の本音と勘違いしていないか?
- 「平気なふり」「わかっているふり」をし続けていないか?
- 自分の心、正直な素直な気持ち、感じていることを、本当に大切にしているかどうか?心ではなく「正しいか?間違いか?」などを基準にしていないかどうか?
- 自分の内側に原因があること、自分の中に決断する力があることを受け入れているかどうか?(外側に力・影響力があるという信念がないかどうか)
などを、自分に問いかけてみると、なにか気づきがあるかもしれません。
目を閉じて、自分の頭ではなく心に問いかけてみます。
そして、その答えに「本当に?」と聞いてみます。
この、自分への問いかけというのは、頭ではなく、心と繋がっていく上で、とても大切なことです。
「できる/できない」というジャッジメントの思いは、わたしたちを悩ませますが、
できるかできないかが問題なのではなく、「どちらを導き手としているか?(エゴか?無条件の愛か?)」が唯一重要なことです。