お金・経済の悩みの根っこの部分

多くの場合、

「外側の何かや誰かが変わってほしい、このようになってほしい」

ということを、思うものです。

「自分(自我としての自分、肉体)が変わるべきだ」

ということを、思うということもあるかもしれません。

 

 

なので、このこと自体が、悪いわけでも、罪なわけでも、恥なわけでも、ほんとうはないのですが、

「内側に原因」「心がすべて」なので、外側に問題や問題の原因やその解決があると信じた上で努力しても、苦しみからは解放されません。

・・・これを書きながら思ったのですが、「心」を「頭脳」と勘違いしている場合もあるかもしれません。

心を頭脳と勘違いしていると、情報ばかり集めて、その情報をいかにたくさん覚えているか?だったり、理論武装のようになったりすることもあるかもしれません。これも「ほんとうの幸せ」「今すでに完璧であること」に対するよくある防衛かもしれません。

 

 

願いを叶えたい、とか、問題を解決したい、とか、悩みがある、苦しい、というとき、大切なのは、

自我は、ほんとうの自分ではない、と認識することです。

「わたしだけの、わたしの考え、苦しみ」ではなくて、ある意味それは集合的なものであって、

一人で抱え込むわけでもなく、誤魔化すわけでもなく、抑圧するわけでもなく、

無条件の愛のもとに差し出す(=手放す)ことによって、取り消されるということで、

これを練習していくこと(マインドトレーニングしていくこと)が大切です。

 

 

最初のうちは、ピンとこないということもあると思いますが、これは自分で取り消すわけではなく、「すでに取り消されていた」ということを心が受け入れる道のりでもあります。

なので、例えば「経済に関する不安、おそれ」が強いという方が、浄化していくと、

例えばですが「ほら、あなたは豊かさ、愛そのものですよ」「ほら、あなたは守られてますよ」とでもいうかのように、仕事面・経済面でのミラクルを受け取ることもあれば、

あるとき、その不安やおそれについてまったく気にならなくなる、話さなくなる、ということもありますし、

「お金がないと思ってたけど、あったし、恵まれてました(笑)」という気づきをお話ししてくださる方もいらっしゃいます。

 

 

経済・お金というと、深くみていくと、肉体と関連していたり、恥(罪悪感)と関連していたりするので、

どうしても「ピンチ」という感じがしたり、とても怖く感じてしまったり、不安がつきまとう感じがしたり、ということもあると思います。

そんなときも、それを感じている自分を、誤魔化そうとするのではなく、よく見た上で

「このことを、奇跡の道具として使ってください」と、捧げることができます。

つまり、自分でなんとかしようとするのではなくて、大いなる存在の奇跡を受け入れる意欲を持つ、ということでもあります。

 

 

「大いなる存在の奇跡を受け取ること(大いなる存在と離れたことはなかったということ、愛を受け取ること)」に心をあわせ続ける、ブレてもそこにいつももどりつづけるなら、

心の中の原因が入れ替わり、結果(出来事)も変わってきます。

 

 

経済・お金、というところでいうと、

たとえば、無意識のうちに、「不足感、欠乏感、無価値感、劣等感・・・」などの自己否定(罪悪感、恥)、おそれから、

お金を使っている・扱っていた・行動していた(行動しなかった)、ということがなくなる、とも言えます。

 

 

無意識にある、「不足感、欠乏感、無価値感、劣等感・・・」などの自己否定(罪悪感、恥)、おそれに気づくことで、

内観していくことで(ここが大切です!)、それに気づくことで、

その原因に気づき、手放され、取り消されることで、入れ替えられるので、当然結果は変わってくるのです。

なので、最初は「お金・経済」という「外側の悩み」だったはずが、内観していくうちに、全然違う話になってきてる(例えば、お金どうこう、というよりも、自己否定の話など)・・・というのは、ある意味、内観がうまくいってる証拠、かもしれません。

 

 

 

「お金、引き寄せ系」というと、

この根底にある自己否定・罪悪感の信念を見ないまま(=握りしめたまま)、メソッドをしようとしてしまうと、

「不足感・無価値感を埋めるためという、外側に向けられた衝動」と「奇跡を受け取りたいという衝動」が混乱されてしまって、

心の奥の疲れ、痛みが拭えない、ということもあるようです。

「とにかくポジティブに!」という理論もあるようですが(わかりませんが・・・)

その前に、心にモヤモヤがあるのであれば、それを見て、手放すこと、が、まず先です。

心の奥で持っているものが「この世界というスクリーンに映し出される」ので、

自分の心に正直でいることは、とても大事ですね。

そして、そのモヤモヤを直視して、手放していくことで、初めて、そのモヤモヤは存在しなかった、と認識していきます。

あるのに、ないふりをする、ないと思い込もうとするのは、それに力を与えているようなものです。

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